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近々コンテンツに新しい作品のカテゴリを増やしますよーというお知らせ。
あっちでしか騒いでなかったけど、知ってる人はあれかーと思っておいて下さい。
古い小説を大幅に撤去して書き直しをするかもしれません。
いい加減耐えられなくなってきたw
現在多くの小説にBGMをつけていますが、
それも止めようかなとか。
悩み中です。
続きで増やすカテゴリの小説。
まだまだキャラが掴めて無くて・・・難しい。
あの時腕の中をすり抜けていったものは
自分と同じ それ以上の重さの なにか
あの時傷ついたのは
手のひら と どこか
あの時壊れたのは
誰、
だっけ
不眠症
さっきまで最悪な気分でいたはずなのに
今は面白いくらい最高の気分だった
部屋を真っ黒な小動物が駆けていく
見なれた自分の部屋
乱暴に脱ぎ捨てたまま放置されたコートが
見知らぬ人間に変わって見えた。
うずくまってもがくように、時々そいつは動く。
クローゼットの陰から、子供が覗いては引っ込み、覗いては引っ込みを繰り返す。
愛用の銃の側面に彫られた文字でさえ踊っている。
風揺れるカーテンの中に誰かがいる。くるまってこっちを見てる。
なんて愉快な世界だろう。
思わず笑ってしまう。下らない下らない遊びだ。
こんな事したって翌朝には元に戻ってしまう。
最悪な気分になって何もかも滅茶苦茶になって。
それでも辞められないのはどうして?
考えたくもない事を考える頭を少しでも働かせなくするためさ。
いつまでもオレに絡みつくあの青い影がとてもとても愛しいからさ。
後悔したって何も変わらない
失ったことも
守れなかったことも
なにひとつ
どうやらオレはお前よりも強かったらしいんだ
そのくせお前が守れなかったんだそうだ
冗談にして笑い飛ばすにはあまりにも重過ぎるってのに
ねえこの手を掴むのはそんなに嫌だった?
言う事を聞いてくれないのなら
ある程度傷め付けてでも連れて帰るつもりだった
殺すつもりなんて無かった
独りにするつもりも無かった
ああちがうちがうちがうちがうちがう
独りになるつもりなんて無かったんだ
この部屋にはこんなにたくさんの幻がいる
それなのに、お前の幻はいつまでたっても出てこないんだ
青いコートでも布でも買ってきて壁にかけて
薬をいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっっっっっぱい飲んでみたら
バージルがそこにいてくれるのかなあ
ただそばにいてくれたらそれだけで良かったのにね
同じ姿で同じ日に同じ時間に一緒に生まれてきたのに
こうして結局は離れ離れだ
生きている限り二人がずっと一緒にいることなんて
出来なかったのかもしれないね
ああなんだか、泣いてるみたいだ
さっきから耳に水が入っていく感触がしてたんだ
そんな事にすら気付けないなんて馬鹿だね
馬鹿だよ、
さっきまでいたはずの人影は
形があやふやになって、認識出来なくなりかけている
もう薬が
切れるのか
こんな身体だから
普通の人間の使う薬なんかじゃ全然効果が無いんだ
だから頑張っていっぱい口にいれたんだけど
慣れてきちゃったんだかね、
「・・・う、ぇ」
あーあ、息、できない
もしスパーダの息子じゃなかったら
もし普通の人間だったら
ずっと一緒にいられたかな
死ぬ時ってセックスの200倍気持ち良いんだって
どっかの偉い人が言ってたよ
そんなに気持ち良いんだったら
バージルに
殺してほしかったよ
なんて
紙袋の中で呼吸をして
弱いフリ、
馬鹿だって
きみに罵って欲しいだけなんだよ
昔みたいに
Lord why don't we?
全てを忘れて眠りたいのに
それすらできないのだから笑うしかない
時間が全てを忘れさせてくれるのなら
こんな気持ちになってない